よいおとしを。
いつも突然ですみませぬ。
実家に帰ってきます。
そのあと夫の実家で年越してきます。
みなさまよいおとしを。
しばしさらばなのです。
食卓は、今日が一回しかないことを教えてくれる絵が描かれたキャンパスのようなものだ。描かれた絵は、その日のうちに消えてなくなってしまうが、テーブルを共にした人びとの頭の中には、かけがえのない思い出が刻まれる。それはお金では買えないし、消えてしまうからこそ残るものである。 なくなってしまうのにていねいに作っていくなんて、まるでチベットの砂曼荼羅のようだ。
年賀状の宛名を書くために、過去の年賀状を(住所録というものがないのだ)漁っていたら、その箱の中には中学生くらいからの、受け取った手紙が全部入っていて、それはすさまじい量で、いろんな人からのがあって、いろいろ思って号泣した。
帰国してから、回転寿司には入ったけどちゃんとあたたかい白飯をたべていなくて、今日とてもカレーが食べたくなったので、残してあった白米を炊いてカレーを作った。